hysysk:old

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金曜日, 12月 02, 2005

media art

基本的にはコンピュータを使用した芸術表現だと理解
しているけど、必ずしもそれだけではないのでややこしい。

一般的にはインタラクティブなもの、観客が参加して初めて
完成する作品、何らかの情報を取得し、別のものに変換して
表現したものなど。

新しい技術を使って新しいメディアを作る、想定されている
使い方とは違った使い方でものを作る。けどそれだけだと
技術のデモンストレーションに終わってしまう。そこにアート
である意味、を付け加えるのがどうやら問題となってきます。
藤幡正樹によれば作品に作者の身体感覚がシステムとして
置き換わっているかどうか、というところに判断の基準を設けて
いるようです(ART iT第6号のインタビューより)。
個人的には結構いい意見だと思っていて、実際作品を作る時に、
数値やアルゴリズムを自分がしっくりくるところへと落とし
込んでいく作業などはその通りだと思います。世界の見方、
そしてその距離の取り方を、システムに代行させて表象する
もの、というのがとりあえず現時点で考えられる答えのような
ものです。